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第12章 夫の前で、堕ちる

　「良かったね、ミキ。……もっとやらしい姿、見せてあげようか」

　高木の舌が、ねっとりと首筋を這う。
同時に、乳首が摘まれ、濡れたクリトリスが指先で優しく転がされる。

　「ひっ……ああ……っ」身体が正直に、歓びを伝えてしまう。

　「ほら……言ってごらん。もっと気持ちよくしてください、って」

　「も、もっと……あんっ……」

　「ちゃんと、言葉にしろよ。タツヤ君の前で……ほら」

　ヌルリと、指がミキの中に滑り込む。
けれど、その動きは焦らすように浅く、じれったい。
こんなの、我慢できるわけない。

　「ああ……もっと、もっとしてください……めちゃくちゃにして……っ」

　熱く潤んだ目で高木を見上げ、キスをねだる。
すると次の瞬間、フワリと身体を抱え上げられ、ベッドへと運ばれていく。

　仰向けに寝かされ、脚を割られるように開かれたその瞬間――高木の視線が、ミキのあられもない秘部に突き刺さった。

　「もう、ベチャベチャだよ。ミキの……やらしいマ○コ」

　「や……言わないで……恥ずかしい……っ」

　「ここ……どうして欲しい？　ちゃんと、教えて？」

　ゾクリと快感が背中を這い上がる。
濡れた入口は、もう疼いて、疼いて絶頂を欲しがっている。
タツヤが見ていても、もう関係ない。我慢できない。

　「な……舐めてください……ミキの……やらしいマ○コ、いっぱい……」

　震える声でそう告げると、高木の目が細くなる。

　「ああ……言っちゃったね。……マ○コ、ひくひくさせて……そんなに舐めてほしいんだ？」

　「うん、うん……」と、ミキが何度も頷く。

　恥ずかしさより、もっと強い悦びが、すでに彼女を支配していた。