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愛DoLL☆美しき野獣
第5章 五章

「潤はまだ静のことが好きかもしれない。」
「でも、ねぇちゃん、結婚してるよ?」
「それを知ってても、忘れられない思いってあるんじゃないかな。まぁオレが言うとあまり説得力ないけどね、今まで恋をしたことがなかったから。」
「確かに。」
「ひどい言われようだ。」
「………。」
「…………。」
「エドさん、あたしはあなたと婚約はできません。」
「……。」
「明日、この屋敷を出て行っても、良いですか?」
「だめだよ。」
「えっ?」
「君は、まだ¨DOLL¨なんだよ?いくら自我が目覚めても、まだオレのものであることは変わりない。潤が来るまで、君はここにいてもらうよ?」
「さっきと言ってることが違う!!」
「そう?でもそれが現実だ。¨DOLL¨である限り君はここから出れない。LOVE CONPANYからも逃げられない。」
このとき、真琴の頭の中に、潤の言葉が過ぎった。
『お前を手に入れるためには、あいつはどんなことでもする。』
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