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愛おしいキミに極甘な林檎を
第31章 未来への誓い

「風子はバックを持っているし、俺が持つから大丈夫だよ。落とさないように左手で持つから」
「…………」
結局、手伝えないままスーパーを出て外を歩く。
調子が悪い時くらい少しでも頼って欲しいのに……。
「あらあら~、仕事帰りに仲良く買い物なんてラブラブねぇ」
しょんぼりしながらソラ先輩の隣を歩いていると聞きたくない声が耳に入ってくる。
まさかと思って顔を上げると那砂さんがいた。しかも颯太までいる。
「どうしてここにいるんですか!?」
「那砂たちがいて悪いのかしら?今日は颯太くんと飲みに来たのよ」
頻繁に連絡を取り合ったり、飲みに行ったりと仲のいい人達だ。
「ところで風子ちゃん。理人くんとの結婚はどうしたのよ?」

