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愛おしいキミに極甘な林檎を
第31章 未来への誓い

求める気持ちが我慢できなくなってきて、少しでもソラ先輩を見ようと顔を横に向けるとキスで口を塞がれる。
「強引でも優しくても…ソラ先輩がしてくれるなら好き……」
「前より力が弱くなっても……?」
「……はい、好き」
ちゅっと軽く唇を重ねてから段々と濃厚に舌を絡ませていくうちに雨で濡れて冷えた体に熱が帯びる。
優しい指先さえも大好きで堪らない……。
それから数日後。会社帰りにソラ先輩と待ち合わせをしてスーパーに買い物に行った。
食材を買って詰めるとエコバッグが二袋分になった。
いつもだとソラ先輩が両手で持ってくれるけど今は頼るのは悪い気がする。
「たまには私が持ちますよ」

