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愛おしいキミに極甘な林檎を
第4章 自由と秘め事

彼氏と口にして昨日のことを思い出して顔の熱が上がる。
課長に愛すると言われて抱かれたけどこれはまだ付き合ってないよね……?
自分に問いかけながら課長に視線を送ると陸田さんが見ていない隙に微笑んでくれた。
彼氏……か。
仕事に集中しないといけないのに幸せな未来を想像するとドキドキして落ち着かなかった。
午後になって仕事が落ち着いた頃。
未使用の事務用品が眠ってるから探して欲しいと部長に頼まれた。
物置状態の部屋に行って探していると、課長が心配してやって来て手を貸してくれることになった。
「ここにも熊の木彫りがあるんですか……」
「元々は応接室だったから飾ってあるんだろう。もしかして怪我をしたからトラウマになってるのか?」

