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愛おしいキミに極甘な林檎を
第4章 自由と秘め事

「動くぞ……」


「はい……。んっ……、あっ、あぁっ…」

強く抱き合って私のナカを突いてぐちゅぐちゅと掻き回していく。

控えめなキスから始まったのに徐々に激しさを増していくピストン。

気持ちいいけれど、快楽よりも心を通わすような温かさの方が強い。


「んんッ…、あんっ…、郁哉さんッ……」

「……乙羽」


外では雪がしんしんと降り続く中、小さな喘ぎ声と吐息が暫く静かな室内に響いていた。


結局、体を重ねている時も恥ずかしくて好きと伝えることはできなかった……――――

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