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愛おしいキミに極甘な林檎を
第24章 離れ離れと深まる絆

耳を疑うようなことを言われてぼんやりとしていた頭が一気に動き出す。
「えっ!?私は何も聞いてませんよ!誘われてもデートをするつもりはないです」
どうしてこんなことになっているのか全く分からなくて焦る。
昨晩は控えめに飲んでいたから酒には呑まれていないはず。
鍵も閉めて寝たから課長が勝手に入って来て私に何らかの危害を加えることもできるはずがない。
『どうして?』
「私はソラ先輩が他の女の子と遊びに行くのが嫌ですから。ソラ先輩だって私が他の男と遊びに行くのが嫌じゃないんですか?」
『…………。俺は行かないから行っておいで。風子のことを信じてるから。……夜には連絡してね』

