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愛おしいキミに極甘な林檎を
第24章 離れ離れと深まる絆

「間男……?」
聞き慣れない言葉に私は首を傾げた。
「早く言うと浮気相手だ。婚約する上でも邪魔になるし、両家もいい顔をしないだろう。
もちろんオレも浮気は許可できない。乙羽は二股をする女になりたいのか」
「……なりたくないです」
「そう思えるのなら良かった……。久しぶりにできた友達を悲しませることはしたくないが、この場合は仕方ないと思ってる。
乙羽だってオレとの婚約を破談させたらまたどうでもいい男と見合いをさせられることになって困るんだろう」
「そうですけど……」
呆然としながら言うと課長は私に近づいてきた。
前に立たれて見上げると目が合って放れられなくなった。
真っ直ぐな瞳に吸い込まれたままベッドに体を倒されると課長は私の股を割って体を入れてきて被さってくる。

