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愛おしいキミに極甘な林檎を
第24章 離れ離れと深まる絆

毎日届いていたからなんだか寂しい……。
そう言えば出張中に連絡を送って欲しがっていたけどなんと送ったらいいんだろう。
喧嘩をしているせいでパッと思いつかなくてスマホの画面をぼーっと見ながら考える。
とりあえず昨日のことを謝るのが先か。
触れたくらいでどうしてあんなに怒ったのか理由を知るのが怖いけど……。
喧嘩したままの状態が続く方が嫌だから【昨日はごめんなさい】っと文字を打って送信する。
でも送信した時に【昨日はごめんね】っとソラ先輩からメッセージが届いた。
明らかに私のメッセージを見てから送ってから返事をしたわけではなさそうだった。
考えていた事とタイミングが同じで嬉しくて固く張りつめていた表情が緩む。
無性に声が聞き手くなって電話を掛けてみるとすぐに通話に応じてくれた。
「ソラ先輩……、ごめんなさい」

