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愛おしいキミに極甘な林檎を
第24章 離れ離れと深まる絆

「シャンプーを貸しますのでこれで洗って自分の髪の匂いを嗅いでください」
「自分の髪の匂いを嗅ぐ男がどこにいるんだ?」
「ここにいますから!お疲れでしょうし、早くシャワーを浴びてきてください!」
シャンプーを手渡してから課長の背中を押して浴室に連れて行きドアを閉めた。
しばらくしてからシャワーを使っている水音が聞こえてきてホッとする。
これで大丈夫だろう……。
再びベッドに戻って一息つくと、あることを思い出してヒヤッとする。
ソラ先輩にまだ連絡をしてない……!
ずっとバッグの中に放置していたスマホを取り出して見るとソラ先輩がそろそろ寝る時間になっていた。
LOINEを開いて確認してみると、まだ怒っているのか珍しくメッセージが届いていなかった。

