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愛おしいキミに極甘な林檎を
第21章 アナタを愛シテ逆らえない

ひとりになって絆創膏が貼られたところをもう一度視界に入れた。
大学生の頃も足を怪我をした時に手当をしてもらったことがあった。
手先が不器用であの時は包帯を上手く巻けていなかったけど、今回は絆創膏だからなのか文句なしにできている。
こういう所も好き……っとじんわりと心が温かくなってきた。
でも今になって気付いたけど、これでは愛してあげるどころか逆に愛してもらっている……!?
シャワーを浴びている音が聞こえてきて、次にするべきことが即座に思いついた。
服をベッドの上に脱ぎ捨て、物音をなるべく立てないようにこっそり浴室に侵入する。
驚かせるためにシャワーカーテンを一気に開けた。
「ソラ先輩、どこまで洗いましたか?」

