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愛おしいキミに極甘な林檎を
第21章 アナタを愛シテ逆らえない

消毒されてから大きめの絆創膏を貼ってもらっている時、ソラ先輩の指が触れると少しいやらしい気持ちが湧いてきた。
セックスをする時のように丁寧に扱われる。
お姫様なんて柄でもないのに……。
「っ……、痛いよりくすぐったいです……」
「風子の体は本当に敏感だね」
「それは否定しませんが……。もうちょっと力入れていいですよ?」
「大切な人の体だから大事に扱ってるんだけど……。荒っぽくされる方が好きなんだ?」
私の前にしゃがんで手当をしているソラ先輩に自信ありげな笑みで見上げられてドキッとする。
「雑な感じよりは今の方がずっといいです」
「そっか。……よし、これで大丈夫だと思う。海で泳いでベタベタするからシャワー浴びてくるね」
「ありがとうございます。……行ってらっしゃい」

