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愛おしいキミに極甘な林檎を
第21章 アナタを愛シテ逆らえない

「そうだ!今朝に撮った写真を送って、祖父からはなんと返事が来たんですか?」
「いえいえいえ。本当に問題ないですから」
質問の答えになっていなくて私は首を傾げた。
普段はクールな理人さんが私たちにスマホの画面見られないようにポケットにしまった。
「報告するとか言ってエッチな写真を撮ったりしてませんよね?」
「とっ、撮ってるわけないじゃないですか!風子さんは僕をなんだと思ってるんですか」
怪しい……。
ジト目をして理人さんを見ていると私から視線を逸らして後退りしていた。
終いには走って逃げ出すからますます怪しさを感じる……。
変な写真を撮られていたら困るから私は追うことにした。
逃げていった先は防波堤の端で理人さんは完全に逃げ場を失っていた。
「風子さん、ここまで来ても見せませんからね。――――……うわっ!?」
「理人さん!」

