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愛おしいキミに極甘な林檎を
第20章 秘密の時間に愛されて…

セックスをした上にプールではしゃいだこともあって眠い。
なんやかんや考えているうちにもう一時間も経ってる。
まだ帰って来ないのかな……。
うとうとしているうちに重い瞼を閉じたら眠ってしまった。
私がひとりで寝ている頃、二人が会っていることを知らなかった……――――
* * *
「あ……」
「どうも……」
休憩コーナーのソファにソラ先輩が座っていると理人さんがやってきた。
「ひとりですか……。風子さんと一緒じゃないんですね」
「風子はもう寝ました」
「そうですか。……今飲まれている野菜ジュースをやめてあなたも飲みます?」
すぐ側にある自販機で買った缶ビールを理人さんが差し出す。
「ありがとうございます。ですが、健康主義なのでやめておきます。それに栄養を摂らないと風子に怒られますから」
「うまい具合に風子さんに洗脳されてますね。お気の毒に」

