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愛おしいキミに極甘な林檎を
第20章 秘密の時間に愛されて…

私がソラ先輩を好きだってことを信じてくれていないの……?
「心配しすぎです。私は普通にしてるのに無防備だとか馬鹿にしないでください!また子供扱いするんだから!」
つい思ってもいないことを言って責めてしまった。
怒りたくないのに話が上手く噛み合わなくて悲しくて嫌な気持ちでいっぱいになる。
傍にいるのも嫌になって私はソラ先輩から体を離した。
「イライラするので外に出て頭を冷やしてきますね……」
「風子は部屋から出ちゃだめだ。……俺が出ていくから」
体を起こそうとすると先を越された。
「えっ……」
ソラ先輩はベッドから出るとすぐに着替えて玄関の方へ向かって行く。
待って、っと手を伸ばした時には後ろを振り向いてもらえなくてドアをパタンと閉められた。

