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愛おしいキミに極甘な林檎を
第20章 秘密の時間に愛されて…

「水着の紐のことをまだ掘り返すの」
「はい。ソラ先輩が私の話を聞いてくれていないですもん」
「解けてたならまだしも、縛り直すなら俺を待っていられたよね?」
いつ会えるか分からないのに待てるはずがない。
なんだか胸の内がざわざわしてきた。
「っ……、いつ解けるか分からないから縛り直そうとしたんじゃないですか」
「そういう所が無防備なんだよ。周りの状況を考えて彼氏である俺を頼ってよ」
「今すぐ頼れないから待てなかったんです。だから仕方ないじゃないですか。
大体、このくらいで怒るソラ先輩が意味分からないです!」
「風子が心配させるからだろ……」

