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愛おしいキミに極甘な林檎を
第65章 番外編:Totus tuus

「それでも我慢できなくなったから」
「理人さんが帰ってからはいくらでもできますよ?」
「じゃあ、あとでもっとさせてもらう。明日は仕事が休みだからいいよね?」
「はい……」
「いい子だね。義理にの兄になる人を待たせてはいられないし、先に戻るから」
「分かり…ました……」
帰ってきてすぐに“夜のお誘い”をされてしまった……。
付き合っている期間も長くて慣れているというのにも関わらず、未だにソラ先輩にドキドキすることがある。
本当に私はソラ先輩と結婚して、家族みたいな安定した気持ちで結婚生活を送れるのだろうか……。
家族というよりもいつまで経っても恋人としてみてしまいそうだ。
ブラジャーが少し見えている私の姿を隠すように部屋を出てからドアをすぐに締めるソラ先輩。
まったく。体を疼かせて数時間はお預けなんて……。
エッチな気分になるスイッチを押されてから理人さんの前に出て行くのが恥ずかしい。

