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愛おしいキミに極甘な林檎を
第41章 あなたがいない



これは……、私が本当にこの場所にいてはいけないヤツだ。


二人が入ってくる前にしれっとした顔でこの部屋を出れば良かったと後悔した。



どうしよう……。

終わるまで待つしかないのかな……。


聞き耳を立てていると既に始まっているみたいだった。



「ンァッ…、アッ……、アアッ……、アッ……」


隠れている私が息を殺し続けている間に喘ぎ声が聞こえてくる。

鈴川さんはこんな声を出すんだ……。


瞬きを早くして驚きつつも私は口を固く閉じて隠れ続ける。



「ンッ、アッ…、アンッ、大きなおちんちんでもっと突いて……、……ひゃぁんッ」



切実に早くこの女子更衣室から出たい。


事の最中に布を剥いで私が飛び出していったら驚くだろうな……。

同時に明日から鈴川さんに睨まれたり、避けられるどころではすまないだろう。相手の男にもだ。



ところでその相手は誰なんだろう……。


さっき二人で話をしていたし……、課長なのかな……?


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