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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第4章 絶対安静

彼女はタオルで濡れた髪を拭いていたが、点滴の保護した辺りが引っ掛かり、もどかしそうだった。
「髪を乾かしましょうね。」
バスルームにドライヤーを取りにいったけれど、湯上がりの彼女の香りが充満して、噎せかえるような気がした。
ソファーに座る彼女の髪を乾かす。
木田さんは『自分で出来ます。』と言っていたけれど、点滴の留め具に引っ掛かり針がぬけると面倒だからと説得して、髪を乾かした。
照れて紅くなった彼女は益々可愛かったが、入院していたら実際看護士補助が洗髪からするのだと説明し、自分にも言い聞かせ、髪を乾かしていく。

