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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第4章 絶対安静

「全粥を炊くには時間がかかりますから、お風呂に入ってはいかがでしょう。そして着替えも必要でしょう。」
クリーニングされた病院着を一式用意してくれた。
私は金曜日のパンツスーツのままだったのだ。
点滴のところだけ防水テープが巻かれ、着替えを持った篠宮さんの肩を掴まるように促され、バスルームに案内される。
気分が悪くなったら呼び出しボタンを押すように説明されお風呂に入った。
彼女に色々してあげたいと思うのは、彼女が霞に似ているからか、病人だからか…
どちらにせよ、今週末までの強制入院を言い渡してしまったのだ。
彼女が気疲れしないようにしなければ、
彼女をバスルームに入れてから考えていた。

