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アムネシアは蜜愛に花開く
第3章 Ⅱ 誘惑は根性の先に待ち受ける


「言っておくが、初めから俺は近親相姦が禁忌だなんて、クソくらえだ。たとえお前と血が繋がっていようとも。俺が怖れたのは……お前の気持ちだ」

 そしてまた秘処に顔を埋めると、蜜に溢れた花園を舌と唇で蹂躙した。

「や、あっ、ちょ……あああっ、駄目、巽、たつ……」
「違う男に……開拓されたのは、んん……気にくわねぇが、お前がいるなら……それでいい。お前が、俺で、ん……気持ちいいなら、それでいい」
「なに、なにを……ああああっ」

 巽が舌で蜜口を這わせ、それから細くした舌で中にくねくねと忍び込ませ、力を込めて強張らせた舌で頭を振りながら力強く抜き差しをして、乱れるわたしをじっと見ている。

 今までわたしを嫌っていたはずの、わたしが好きでたまらなかった巽から、こんなにいやらしいことをされて身悶えている自分に、また身体が蕩けてしまう。

「んん……すご」
「やっ、駄目、駄目、巽、あっ、ああっ」

 身体が感じれば感じるほど、巽に溺れる慣れた感情。

 巽が愛おしい――。

 これは持ってはいけない感情だとわかっているのに、心も体も巽に愛されて、歓喜に震えている。

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