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第18章 水心あれば魚心

夢ではないだろうか？
今・・・何て言った？

恋人同士になりたいと思った
優君と

カレカノになりたいと思った
優君と

私のだったらいいのになぁ・・・って思った
優君を

当たり前の様に
「今日はどうしてた？」
なんて連絡が欲しいと思った

当たり前の様に
「今日、迎えに行っていい？」
なんて連絡してさ？

ドキドキしながら手も繋いでさ？
ドキドキしながら待ち合わせてさ？
ドキドキしながらで、で、デート？っての・・・してさ？

したいんだよ・・・
したくて堪らない・・・
していい？

妄想を現実にしていい？

「私・・・だいぶ・・・キモイ妄想・・・しちゃってましてですね・・・」

「キモイ？」

「・・・ええ。ゆ、ゆ、優君と・・・その・・・カレカノ妄想してますです・・・」

「聞かせて？」

「え？」

「聞きたい」

「い、い、い、一緒に帰ったり？で、で、デートしたり？ラインも毎日したり？ヤキモチ妬いたり？妬かれたり？ゆ、優君の家に行って一緒に漫画読んだり・・・？なんて天国？とか思ってますし？優君を独り占め・・・なんて！！最高にしたくて堪らないじゃないですか?
」

一気に言った
一気に私の思いをぶつけた

もう、どうにでもなれ！！
的な感覚で
だって、優君に嘘はつきたくないから

「それ・・・いいね」

「え？」

「全部しよう」

「え？」

「・・・お揃いだね」

「え？」

「俺もそう言う事したいって思ってたんだ」

「うそ？」

「何回も言うけど・・・俺は嘘にしたくないし・・・本気だけど？」

「ほ、ほ、本気で？」

「君とそう言う事したいって・・・本気で思ってるよ」

優君の瞳が私を離さない。
って・・・言ってる気がする

「あとね？俺さ？ヤキモチ妬きなんだ。でね？俺、以外の男と話したりすんのも・・・嫌なんだけど？」

や、や、ヤンデレセリフ！！
頂きましたぁ！！
やばぁぁい！！
キュンしかなくない？

「だからさ？・・・俺と・・・付き合って？絶対、絶対、ぜぇっ～たい。大事にするからさ？」

「・・・は、は、はい」

もう！！
もう！！

夢かってほっぺ抓っていいでしょか？
夢でも何でもいいですよ！！

「なら・・・今から恋人同士・・・で・・・いい？」

「は、は、は、はい！！」

私は真っ赤な顔で応えた
優君は・・・
ギュッと私を抱きしめた