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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心
「あ、あの・・・私・・・」

「ん?」

「優君にその・・・言ってない事がありましてですね・・・」

「言ってない事?」

「じ、実は・・・少女漫画とか・・・小説とか・・・アニメとかが・・・好きでして・・・」

「で?」

「その・・・一般に言われる・・・腐女子ってやつでして・・・」

ユニバでこんな事言って大丈夫か?なんて思うけど・・・
優君は優しく私の言葉を聞いてくれてる
私の声が小さいからめっちゃ顔が近くて緊張する!!

「お、お、お、オタクってやつ・・・でして・・・」

思い切って言った!!
頑張った私!!
優君にキモイと思われるのは嫌だけど、頑張って言ったよ!!

「・・・お揃いだね」

「へ?」

マヌケな声でマヌケな顔で優君を見上げた

「俺もオタク」

「うそ・・・」

「嘘じゃない。俺も漫画好きだし?アニメも結構見るよ。小説は目が疲れるからあんまみないけど・・・お勧めあったら教えてくれる?」

「うそ・・・」

「嘘じゃないって!!今度・・・なんなら・・・お、お、俺ん家・・・来る?」

優君が真っ赤になって私から目を逸らした

「・・・ほんと?気持ち悪くない?・・・私の事?」

「なんで?可愛いしかないけど?」

やだ~~~!!
萌え来ました~~~!!
何なの?
何なの?
今のセリフ!!
キョトンとする優君に悶えてしまいたくなったじゃないですか!!

「か、可愛いとか・・・そんな・・・」

それしか言えません
優君が素敵すぎるから!!
私はおどおどするしかありませんでした

「告白の・・・返事・・・聞きたい」

優君のカッコいい咽仏がゴクンとなるのがわかった

「わ、私でいいんでしょか?オタクですよ?一般で言う腐女子でしてね?リアルが何なのかもわからない。妄想女子ですよ?二次元男子、大好きで王子様とかヤンデレとか・・・大好きで・・・も、もちろん?三次元で大好きなのはゆ、優君ですけれども・・・でも!!でも!!・・・」

「三次元で・・・俺が・・・好き?」

しまった!!
また妄想と現実がごっちゃになった!!

「えっと・・・その・・・」

「俺が・・・好き?」

どうしよう・・・目が・・・逸らせない
真っ直ぐに私を・・・見るから・・・

「はい・・・」

しか・・・言えない
だって・・・大好きだから・・・

「俺と・・・付き合ってくれる?」

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