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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心
「・・・子ども好き?」

「へ?」

マヌケな顔で振り返る
そこには・・・なんだか・・・怒ってる様な感じの優君が居て・・・

「見てたんですか?」

恥ずかしい!!
もっと、早く声をかけてくれたら良かったのに!!
照れくさくて、優君の目を逸らした

「うん」

「や、やだなぁ!!いつから見てたんですか?声をかけてくれれば良かったのに!!」

恥ずかしくてとてもじゃないけれど、優君の顔が見れない
何も恥ずかしい事をしたとは思ってないけど・・・
子どもだけどイケメンな子に、頬にキスされた位で照れてる私が恥ずかしいなんて・・・

「いつから見てたんですか?」

恥ずかしいから頬に手を当てながら質問した

「最初から」

「最初?」

・・・って・・・いつですか?

「いつ?それは今日の事?それとも、ほんとの、ほんとうに最初からって聞いてる?」

・・・なんか・・・優君・・・変?
私の質問・・・なんか・・・間違った?
優しく聞いてくれてる筈の優君の笑顔が・・・
やけに冷たく感じる

「最初に君を見たのは河川敷。初めて会ったと俺は思ってる」

「私も・・・」

(思ってます)

って、何故か言いずらい

「そこから、ずっとだよ」

「え?」

「そこから・・・ずっと見てる」

「え?」

なんか・・・優君が怖い

「可愛いな。って思った」


胸が・・・私の胸がドクンって跳ねた

「もう一回、会えないかなって。思った」


私も・・・思った。んですよ?

「わざと・・・河川敷に・・・何回も行った」


私だって・・・何回も・・・行きましたよ?
言葉に出来ない
知ってますか?
私・・・何回も、何度も、優君を見てたんですよ?

「可愛いな。って・・・思って・・・そんで・・・」

私に言ってくれてるのかな?
さっきから優君が言ってくれてる・・・可愛いの言葉

「信じる?」

「なにを?」

「一目惚れ」

チラッと私を見る優君の顔が・・・
切なくて可愛くて
私の心の中を当ててしまったかの様なセリフ
私が優君に恋をしてしまった
あの時を・・・思い返してしまう

「運命を感じた・・・とかって、クサいセリフを言いたい」

「運命?」

訊き返したけど、私だってそう思ってたんですよ。なんて・・・
恥ずかしくて言えなくて・・・
でも、言いたくて・・・
嘘じゃないならもう一回言って欲しい

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