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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心
ドキドキしました
ええ・・・
むしろ・・・
抱き締められて・・・

ドキドキしかしませんでした

「お、お手洗い!!そ、そう!!お手洗いに行ってきますです!!」

私は走って・・・
恥ずかしかったから走って・・・
行きたくもないお手洗いに走ったのです

(はぁはぁ・・・)

息を整えながら私は先程の優君の行動を思い返しましてですね・・・
そしたら・・・
心臓がバクンバクンと・・・しましてですね・・・

(優君ったら!!)

私が夢にまでみた乙女のキャラゲーの彼氏の様な甘いセリフだったのを思い出して・・・
顔を真っ赤にさせてしまう自分が居て・・・ですね・・・
思い返すと・・・
恥ずかしくて・・・
悶えて・・・
苦しんでしまう自分でありまして・・・

(冷静に・・・冷静に・・・)

自分にそう言い聞かしてお手洗いを出ました


・・・おや?
可愛い小さな男の子が・・・居るではありませんか?
私は自分の内心を他所に・・・

(あくまでもお手洗いに行った後ですよ~)

なフリをしながら・・・
その男の子が気になって仕方がありませんでした

「ここは女子のお手洗いの前ですよ?」

「お母様とはぐれたのですか?」

可愛いお子様に話しかけたくなりました

・・・ってか・・・
話しかけてしまった後でした

「・・・」

おやおや・・・
かなりの恥ずかしがりなお子様のようですね
私も困ってしまいますけども・・・
放っておけは出来ぬ所存でございまして・・・
もっと、さり気なく尋ねました

「・・・迷子?」

「・・・」

お返事がありませんね

「お母さんとはぐれちゃった?」

「・・・」

フルフルと首を振って返事をしてくれました
私は迷子ではなかったと安心しました

「・・・お母さん、待ってるの?」

「・・・」

「中に居るなら・・・探して来ようか?」

私はさっき用もないのに済ましたお手洗いの中をもう一度確認した

えっと・・・
混んではなかったから・・・
お名前とか教えてくれれば・・・
(〇〇君のお母さ~ん!!)
とか言えば・・・きっと・・・

「・・・」

無言の男の子は泣きそうだ

「・・・お名前・・・言える?」

「・・・」

「・・・お母さんがこの中に居るなら・・・探してきてあげるよ?」

小さな男の子は首を振る
恥ずかしいのかな?
じっと待つ姿が可愛くて仕方ない
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