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第18章 水心あれば魚心

直哉ｓａｉｄ


伊織が俺と似たような気持ちだったなんて・・・

俺ばっかりが好きだと思ってた
俺の方が先に好きになったから仕方のない事だと思ってた
俺ばっかりが幼馴染以上になりたいんだと思ってた
俺の方が・・・俺ばっかりが・・・
伊織を好きで仕方ないんだと思ってた
だって、一目惚れしたのは俺だったし
いつも、必死だったのは俺ばっかりだったし

俺はモテなかったけど伊織はモテたし
可愛いし？
美人だし？
面倒見はいいし？
優しいし？
料理は下手だけど・・・そんなとこも可愛いし？

とにかく、可愛くて可愛くて仕方がないし？

幼馴染の時の伊織の気持ちが聞けて・・・なんて言うか・・・
めちゃくちゃ嬉しくて・・・
あの時の俺、グッジョブ！！で、あって・・・

いつだって、伊織が好きだからさ？
伊織の嫌いな食べ物はこれからだって俺が食べてあげるし、俺の嫌いな食べ物は伊織の好物だから、食べてもらいたい

もう・・・とにかく！！
なんていうかさ？

好きなんだよ
好きなんだよ

幼馴染から恋人にしてくれてありがとう
俺を伊織の特別にしてくれてありがとう

愛しい
愛しい

堪らなくって、また小鳥のようなキスを伊織にした

そしたら・・・
ぎゅって・・・俺の服の袖を掴むから・・・

「伊織の手はここ」

って・・・
自分の手の中に仕舞い込んで、独り占めしたくなる

憧れの恋人繋ぎっての？
しちゃいたくなんだよなぁ・・・

真っ赤に照れる伊織が可愛いからそれでいいか。って・・・

うん。
今日は大収穫だ

伊織と幼馴染以上の大人なキスが出来たんだ
拒まれなかったんだ
それでいい

本当はもっと、もっと・・・ああやって・・・こうやって・・・
やべぇ・・・
妄想が止まんなくなるけど・・・

俺達は俺達でいいよな？
俺たちなりの恋が進んでいけたらなって・・・思うよ。

ぶっちゃけ・・・
ヤリたいお年頃なのは多めに見てくれたらありがたい

俺は伊織が大事だからさ？
俺は俺なりに伊織と一緒に歩んでいきたいからさ？

だからさ？
先輩の事も羨ましく思う事もあるけどさ？

これでいいかぁ・・・
って伊織の笑顔が俺を満足させてくれてさ？

俺、伊織が好きだから・・・
一緒に・・・その・・・
大人の階段に上って行こうな！！

俺も頑張って・・・その・・・
今以上に、勉強？（エロの）
しとくからさ！！