この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第17章 隣の芝生は青く見える

「あいつ・・・何で機嫌悪くなってんだ?」
「さぁ?あの日が始まったんですかね?」
「それにしてもこの女優美人ですよね~」
「まぁな。でも俺はこっちの女優さんの方がタイプだけどな」
「美人って癒される~」
「お前は帰って彼女に癒してもらえよ」
「そうしますわ」
まだちょっと仕事が残ってたけど、急な書類ではなかった
明日片付ければいい
あの下品な会話を聞いてたくなくて帰り道を急いだ
イライラしながら部屋の鍵を開けて台所にあったビールを飲んだ
「美人・・・かぁ・・・」
確かさっきの同僚の人は可愛い彼女が出来たって皆に写メ見せて自慢してた
なのに・・・他の女の人がいいって思うの?
それって、普通の事なの?
男の性(さが)だから仕方ない事なの?
美人じゃない私は・・・
捻くれて嫌な考えが私の頭の中でいっぱいになる
スマホの音に気がついた
「もう帰った?明日は早番だろ?その後、デートしない?」
確か明日は・・・
「・・・啓介先輩の誕生日パーティーでしょ?」
「終わったら会いたい」
やだな・・・
さっきの会話を聞いた後だから胸がモヤモヤしてしまう
私も会いたい。
職場じゃなく会いたい。
いつもなら嬉しい筈のライン
でも、私の卑屈な心がいっぱいになって・・・返信出来なかった
「後藤君の周りって美男美女が多いんだよね」
ビールの飲みながらゴチた
「このはちゃんと言い・・・紺野さんと言い・・・ズルくない?」
ああ・・・やだやだ・・・口に出す度、言霊になっていくのに・・・
「女じゃないけど、先輩、先輩ってさぁ・・・」
誰も聞いてないのを良い事に私の負の心は満タンになっていく
「そりゃ・・・デートだって出来ないよ?同じ職場だしさ・・・」
更に私はビールを煽る
「・・・やっぱ、美人がいいのかな?」
目の保養・・・大事だよね・・・
後藤君って面食いだし?
後藤君だって男だし?
そりゃ・・・性(さが)ならしょうがないし?
でも・・・でも・・・
やだなぁ・・・
私だけがいいなぁ・・・
世の中の美人が羨ましい
もっと、美人に産まれたかった
そしたら・・・こんな風に思わなかったのに・・・
私がユキさんだったら・・・
ユキさんだったら?
ううん・・・
ユキさんみたいに美人だったら?
考えるのを止めて眠りについてしまった
「さぁ?あの日が始まったんですかね?」
「それにしてもこの女優美人ですよね~」
「まぁな。でも俺はこっちの女優さんの方がタイプだけどな」
「美人って癒される~」
「お前は帰って彼女に癒してもらえよ」
「そうしますわ」
まだちょっと仕事が残ってたけど、急な書類ではなかった
明日片付ければいい
あの下品な会話を聞いてたくなくて帰り道を急いだ
イライラしながら部屋の鍵を開けて台所にあったビールを飲んだ
「美人・・・かぁ・・・」
確かさっきの同僚の人は可愛い彼女が出来たって皆に写メ見せて自慢してた
なのに・・・他の女の人がいいって思うの?
それって、普通の事なの?
男の性(さが)だから仕方ない事なの?
美人じゃない私は・・・
捻くれて嫌な考えが私の頭の中でいっぱいになる
スマホの音に気がついた
「もう帰った?明日は早番だろ?その後、デートしない?」
確か明日は・・・
「・・・啓介先輩の誕生日パーティーでしょ?」
「終わったら会いたい」
やだな・・・
さっきの会話を聞いた後だから胸がモヤモヤしてしまう
私も会いたい。
職場じゃなく会いたい。
いつもなら嬉しい筈のライン
でも、私の卑屈な心がいっぱいになって・・・返信出来なかった
「後藤君の周りって美男美女が多いんだよね」
ビールの飲みながらゴチた
「このはちゃんと言い・・・紺野さんと言い・・・ズルくない?」
ああ・・・やだやだ・・・口に出す度、言霊になっていくのに・・・
「女じゃないけど、先輩、先輩ってさぁ・・・」
誰も聞いてないのを良い事に私の負の心は満タンになっていく
「そりゃ・・・デートだって出来ないよ?同じ職場だしさ・・・」
更に私はビールを煽る
「・・・やっぱ、美人がいいのかな?」
目の保養・・・大事だよね・・・
後藤君って面食いだし?
後藤君だって男だし?
そりゃ・・・性(さが)ならしょうがないし?
でも・・・でも・・・
やだなぁ・・・
私だけがいいなぁ・・・
世の中の美人が羨ましい
もっと、美人に産まれたかった
そしたら・・・こんな風に思わなかったのに・・・
私がユキさんだったら・・・
ユキさんだったら?
ううん・・・
ユキさんみたいに美人だったら?
考えるのを止めて眠りについてしまった

