この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第17章 隣の芝生は青く見える
時田side


はぁ・・・仕事が忙しすぎる・・・
後藤君とデートだってあれから全然出来てない
少しご飯でも・・・とかの時間も一緒にならない
職場が同じだから顔を見れるだけでいいけど・・・

私達が付き合ってる事は秘密だけど、薄々気がつかれているのか、そうでないのか・・・
先輩が辞めてから後藤君もお調子者キャラが発揮しなくてからかいがいがないのか、時々、私達を冗談で冷やかしてくる人もいた

だから仕事場では、仕事なんだから当たり前なんだけど後藤君とは色気のない会話ばかりだった

「はぁ・・・」

目の前の書類に大きなため息を吐く

「手伝おうか?」

「いい」

「残業しなきゃだけど?」

周りの冷やかしの目が嫌だったから意地になって首を振って断った

黙々と目の前の仕事を片付ける

「時田ぁ?もういい加減で帰れば?」

「え?」

同僚の声にハッと気がつくと、もうこんな時間・・・

「彼氏にでも迎えに来てもらえば?ははは。」

でた・・・パワハラ・・・
全然面白くないし。
でも、心配してるかも・・・
そう思ってトイレのフリしてスマホを持った


「お疲れさん!!」

「・・・お疲れ様」

「おう!!」

「・・・声、大きいよ」

「・・・ごめん」

「・・・」

しまった。八つ当たりしたみたいになっちゃった

「・・・まだ、部署に居る?」

「・・・うん」

トイレだけどあんまり大きな声で話せない

「今から行こうか?」

「そ、そんなのはいいよ!!お、おやすみ!!」

あっ、思わず切っちゃった・・・
でも、後藤君だって仕事で疲れてるだろうし・・・とぼとぼと、部署に戻った

「ははは。お前いい加減にしないとダメだろ~?」

残業組の男性陣の会話が聞こえてきて思わず入るのを躊躇った
聞きたくないけど聞こえてしまう

「いや、でも浮気じゃないですし・・・男なら美人には目がないですって」

「お前の彼女も可愛い子だったろ?」

「それとこれとは話が別です」

「まぁな。浮気ではないけどな。美人に目がないのは男の性(さが)かもな」

なんて会話してるの!!
これだから男って!!

バンッ!!
勢いよくドアを開けて自分のデスクへと戻っていった

「お?時田おかえ・・・」

「お先に失礼します!!」

「ん?おお・・・気をつけてな」

私は会釈もせずに職場を後にした

/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ