この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第17章 隣の芝生は青く見える
「散らかってるけどな。入って?」

「お邪魔します・・・」

自分ではいつ楓が来ても恥ずかしくない様に整理したつもりの部屋に誘った

「て、適当にその辺座って。飲み物用意する。何がいい?」

「何があるの?」

「酒か・・・水しかねぇな」

「じゃあ・・・ビール。貰おうかな?」

クスッと笑った楓が可愛かった


「「かんぱ~い」」

二人でグラスを合わせて買ってきた総菜をあてに呑んだ


たわいもない話が続く

「先輩の誕生日、楽しかった?」

「ん?まぁ・・・」

楓が居たら良かった
なんて・・・言えないよなぁ・・・

「・・・そっか」

ん?
何で暗くなる?
気のせいか?

「・・・可愛い子ばっかりだったでしょ?」

「は?」

「ご、ごめん!!何でもない!!」

楓は誤魔化す様にビールを飲んだ

「可愛いって・・・そりゃ・・・」

可愛い子が集まってただろうけど・・・
俺には関係ないし・・・

「・・・」

何故か、楓が怒った様な・・・泣きそうな顔に見えるんだけど・・・

「・・・可愛い女の子が見れて良かったですね!!」

「え?何言ってんの?」

「ご、後藤君こそ!!デリカシーが無いよね!!」

「デリバリー?配達?ピザ?」

「・・・ばか・・・」

楓が呆れた様なため息を吐いた

「あのさ・・・ピザが食いたいなら言えよ。」

「・・・ほんと・・・バカなの?」

更に楓が大きなため息

「失礼な奴だな。バカにバカって言うな。」

意味わからん
何に怒ってんだよ?
言いたい事があんならハッキリ言えよ

「・・・恋愛初心者バカ・・・女心がわかんないバカ・・・」

更に被せやがって・・・

「あのさ?言いたい事あんならハッキリ言えば?意味わかんねぇ」

「・・・可愛い女の子に囲まれて鼻の下伸ばしてるバカだって言ってんの」

「俺がいつ鼻の下、伸ばしたって?」

「だって、そうでしょ?彼女の私より先輩の約束、優先するし!!」

「それは休みが合わないからだろ?今日だってお前が休みだったら一緒に行きたかったよ!!」

「あんな可愛い人がいっぱいな所、行きたくなんかない!!」

楓が膝を抱え込んで顔を伏せた

いつもの楓らしくなかったけど・・・
これが楓なのかな?って思うと愛しくなるのは・・・
俺も相当・・・楓が言う様にバカだって事だ

/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ