この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第17章 隣の芝生は青く見える

信side
「お疲れさん!!」
俺は夜中のスマホにかかってくる愛しい彼女の電話に今か、今かと待って出た。
最初の一声に元気が出るのは浮かれているからか?
でも、それも良い。
俺がどんだけ楓からの電話を待っていたかを知って貰えれば
「・・・お疲れ様」
「おう!!」
「・・・声、大きいよ」
「・・・ごめん」
まだ、職場だったのか?
「・・・」
返事は無かった
「・・・まだ、部署に居る?」
俺は小声で訊ねた
「・・・うん」
微かな楓の声
誰か他に居るのか?
「今から行こうか?」
手伝ってやれば良かったかもと、後悔した
本気で今から行こうかと身支度を整えた
「そ、そんなのはいいよ!!お、おやすみ!!」
・・・プツッ・・・
電話の切れる音がする
一方的で簡素な音
頭が少し真っ白になって考えた
楓の今日の行動を思い返す
仕事が沢山あった
職場で手伝おうとしたら断られた
「残業しないとだけど?」
俺は訊ねた
「・・・うん」
必死で首を振る
周りの冷やかしの目が痛いのか?
俺は素直に引いて後ろ髪引かれつつ職場を後にした
こんな事がざらに続くから・・・
俺の休みの半日を楓の出勤日に合わせたんだ
「もう帰った?明日は早番だろ?その後、デートしない?」
さっきは電話切れたしな
もう帰っているだろう時間に俺は楓にラインを送った
「・・・啓介先輩の誕生日パーティーでしょ?」
「終わったら会いたい」
・・・が、返事は無い
お互いが同じ部署で同じ所で働いているから殆ど休みも一緒にはならない
俺は休みが取れても、楓が一緒ではないから先輩の用事に付き合う事にした
一つ目は母校の学園祭
二つ目は先輩の誕生日
本当は俺の彼女だって・・・連れて行きたかった
先輩の誕生日パーティーだってのに不貞腐れたくなる
彼女って・・・
彼氏って・・・
こんなもんですかねぇ?
訊ねて見ようにも俺の周りはイチャイチャカップルばっかりだった
俺のささくれた心は更にささくれてしまいそうになる
大好きな先輩の誕生日だってのに・・・
盛り上げようとしてゲームまで持って行ったのに・・・
俺の心はやりきれない
イチャイチャ周りは仲良くしやがって・・・
クソッ!!
・・・会いてえな
・・・楓に会って・・・
めちゃくちゃ、イチャイチャしてぇな・・・
「お疲れさん!!」
俺は夜中のスマホにかかってくる愛しい彼女の電話に今か、今かと待って出た。
最初の一声に元気が出るのは浮かれているからか?
でも、それも良い。
俺がどんだけ楓からの電話を待っていたかを知って貰えれば
「・・・お疲れ様」
「おう!!」
「・・・声、大きいよ」
「・・・ごめん」
まだ、職場だったのか?
「・・・」
返事は無かった
「・・・まだ、部署に居る?」
俺は小声で訊ねた
「・・・うん」
微かな楓の声
誰か他に居るのか?
「今から行こうか?」
手伝ってやれば良かったかもと、後悔した
本気で今から行こうかと身支度を整えた
「そ、そんなのはいいよ!!お、おやすみ!!」
・・・プツッ・・・
電話の切れる音がする
一方的で簡素な音
頭が少し真っ白になって考えた
楓の今日の行動を思い返す
仕事が沢山あった
職場で手伝おうとしたら断られた
「残業しないとだけど?」
俺は訊ねた
「・・・うん」
必死で首を振る
周りの冷やかしの目が痛いのか?
俺は素直に引いて後ろ髪引かれつつ職場を後にした
こんな事がざらに続くから・・・
俺の休みの半日を楓の出勤日に合わせたんだ
「もう帰った?明日は早番だろ?その後、デートしない?」
さっきは電話切れたしな
もう帰っているだろう時間に俺は楓にラインを送った
「・・・啓介先輩の誕生日パーティーでしょ?」
「終わったら会いたい」
・・・が、返事は無い
お互いが同じ部署で同じ所で働いているから殆ど休みも一緒にはならない
俺は休みが取れても、楓が一緒ではないから先輩の用事に付き合う事にした
一つ目は母校の学園祭
二つ目は先輩の誕生日
本当は俺の彼女だって・・・連れて行きたかった
先輩の誕生日パーティーだってのに不貞腐れたくなる
彼女って・・・
彼氏って・・・
こんなもんですかねぇ?
訊ねて見ようにも俺の周りはイチャイチャカップルばっかりだった
俺のささくれた心は更にささくれてしまいそうになる
大好きな先輩の誕生日だってのに・・・
盛り上げようとしてゲームまで持って行ったのに・・・
俺の心はやりきれない
イチャイチャ周りは仲良くしやがって・・・
クソッ!!
・・・会いてえな
・・・楓に会って・・・
めちゃくちゃ、イチャイチャしてぇな・・・

