この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隷吏たちのるつぼ
第5章  第四章 口開く陥穽
 悠香梨は左手を机の下へ向けると、門扉へ添えた。

(んんっ……)

 指間を開く。すぐ前には、征四郎の顔があるというのに──剥き出しの媚肉へ野獣の吐く息がふきかかった。

「ふっ、くうっ……!」

 肉洞へ指が入ってきた。二本。壁を広げながら、ゆっくりと探索してくる。ジュプリという音が、シャッター音よりも大きく立ったかと思うほど、不配慮に弄られてスマホを机に落とした。声が溢れそうな口を覆う。課長補佐と目が合って、とっさに嘘のクシャミをした。

「ヒンッ……」

 可愛いクシャミは課長補佐を微笑ませたが、それは悠香梨も助けた。ちょうど指節が奥までくぐったところだった。目的地に到達した指が異物をとらえたようだ。引き出される拍子に、突起が壁面を擦るだろう。油断したら今度こそ、淫らな声を放ってしまう。

 悠香梨は大きく息を吸い込み、身構えた。

「……っ! ……っ!! ……んっ、んっ!」

 だが、二本指は異物を子宮口へ押し付けると、玉転しをするように回した。突起が行き止まり近くの壁を細かくえぐる。想像以上の快美に、悠香梨は息を止めたが、すぐに肺が酸素を欲してくると鼻で早い息をして必死に忍んだ。

(いやっ、だめぇっ……)

 自分の体が制御できない。奥地がひとりでに蠕動する。
 口から手を離すのは不安で仕方がなかったが、上下の唇を固く結び、机の上に転がっていたスマホへ震える指を走らせた。

『やめて』
『ケツうかせろ マ×コがしめつけるから うまくとれない』

 嘘に決まっている。悠香梨は眉間を寄せ、

『うそやめてはやくと』

 そこまでフリックしたところで、征四郎が手首のスナップを効かせた。突起がグイッと天井へ押し込まれる。

「ひんっ……! はっ」

 下腹部でキュルキュルと甘痛い感覚が起こった。

 スイートルームで姦されるまで、秀之はおろか悠香梨自身も知らなかった湧水。その予兆が、今日も下腹に渦巻いた。
/188ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ