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隷吏たちのるつぼ
第5章 第四章 口開く陥穽

3
膝頭を開かせてきた征四郎に瞠目した。
「いっ……、ちょ……」
課長補佐はPCの画面と重そうなキングファイルを交互に見て、何やら渋い顔をしている。
征四郎はジャージ地の伸縮を利用して百二十度へ、悠香梨が抗おうとしてもなお、百五十度まで脚を開かせてきた。そこまで開くと裾は自ずと脚の付け根までズレ上がる。
「み、みつかるっ……」
長い髪が揺れる真下へ囁くと、机の下の暗がりにスマホの画面が浮かんだ。
『みつかりたくなかったら じっとしてろ スマホだせ』
取り出すと、メッセンジャーのフキダシにも「動くな」と表示されていた。
椅子を前に引かれる。悠香梨はもう一度課長補佐を一瞥し、机の縁へ体を押しつけるようにして天板へ腕を置いた。
(うあっ……)
指の数から言って両手。見えないところで肉扉をぱっくりと開かれた。声を呑むために息を止めると自然に力が入ってしまい、ついさっき流し込まれた姦虐の証をドロリと垂らしてしまう。
(ううっ!)
突如シャッター音が鳴って、心臓が止まるかと思った。
課長補佐にも聞こえたらしく、顔を上げようとしたから、慌てて悠香梨は自分のスマホを手に取り、スクリーンショットを撮ったと思わせた。その画面に新たなフキダシが出現する。タップすると、フラッシュライトに照らされた牝の器官が、画面いっぱいに表示された。
顔が熱くなった。客観的に写しとられた自分の股間は、狭間からだらしなく肉弁が漏れ、白濁にまみれていた。汚流はエナメルショーツの前布にとどまらず、自前で持ってきている座布団の上にまで達している。
『おくにいった とってやる じぶんでオマ×コひらけ』
「なっ……」
無茶な要求に慌ててフリックする。
『むり』
またシャッター音が聞こえ、胸を刺されたような痛みが走った。
『ばらすぞ おれはそれでもいいぜ』
写真は二本指が柔門を開いていた。こんな構図が可能なら、征四郎だけで取り出せるだろうに……。だが同僚を前にして、そう何度もシャッター音を立てるわけにはいかない。
膝頭を開かせてきた征四郎に瞠目した。
「いっ……、ちょ……」
課長補佐はPCの画面と重そうなキングファイルを交互に見て、何やら渋い顔をしている。
征四郎はジャージ地の伸縮を利用して百二十度へ、悠香梨が抗おうとしてもなお、百五十度まで脚を開かせてきた。そこまで開くと裾は自ずと脚の付け根までズレ上がる。
「み、みつかるっ……」
長い髪が揺れる真下へ囁くと、机の下の暗がりにスマホの画面が浮かんだ。
『みつかりたくなかったら じっとしてろ スマホだせ』
取り出すと、メッセンジャーのフキダシにも「動くな」と表示されていた。
椅子を前に引かれる。悠香梨はもう一度課長補佐を一瞥し、机の縁へ体を押しつけるようにして天板へ腕を置いた。
(うあっ……)
指の数から言って両手。見えないところで肉扉をぱっくりと開かれた。声を呑むために息を止めると自然に力が入ってしまい、ついさっき流し込まれた姦虐の証をドロリと垂らしてしまう。
(ううっ!)
突如シャッター音が鳴って、心臓が止まるかと思った。
課長補佐にも聞こえたらしく、顔を上げようとしたから、慌てて悠香梨は自分のスマホを手に取り、スクリーンショットを撮ったと思わせた。その画面に新たなフキダシが出現する。タップすると、フラッシュライトに照らされた牝の器官が、画面いっぱいに表示された。
顔が熱くなった。客観的に写しとられた自分の股間は、狭間からだらしなく肉弁が漏れ、白濁にまみれていた。汚流はエナメルショーツの前布にとどまらず、自前で持ってきている座布団の上にまで達している。
『おくにいった とってやる じぶんでオマ×コひらけ』
「なっ……」
無茶な要求に慌ててフリックする。
『むり』
またシャッター音が聞こえ、胸を刺されたような痛みが走った。
『ばらすぞ おれはそれでもいいぜ』
写真は二本指が柔門を開いていた。こんな構図が可能なら、征四郎だけで取り出せるだろうに……。だが同僚を前にして、そう何度もシャッター音を立てるわけにはいかない。

