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隷吏たちのるつぼ
第5章 第四章 口開く陥穽

「いえっ、あの……」
悠香梨は机の下で素早くワンピースを引き下ろし、背もたれにかけてあったストールを羽織って首輪を隠すと、「ちょっと忘れ物して、それで……、べ、勉強会。月曜、勉強会があるんですが、その資料の間違いを直しておこうと……」
(よく言うぜ……)
今の今まで姦され、恋人でもない男の種汁を体の中に注がれたばかりなのに、ぬけぬけと言ってのけている。突然の来訪者に萎靡しかけていた牡茎がみるみると回復していった。
「そうなんだ。でも休日出勤が当たり前にならないようにね」
「はい、もうすぐ、帰りますから」
「そうしなよ。俺はこれから入札提案書の審査さ。親の畑仕事手伝ってたら、こんな時間になっちまったよ」
課長補佐が席につく音が聞こえた。確か、座席は悠香梨の席から見て隣の島の対角線だ。やまのくらし会館でもそうだったが、机の下へもぐり込み、人に隠れて間近に女の股間を臨むのは興奮する。
征四郎は机の下で固く閉じた脚に手をかけると、左右へ割りにかかった。
悠香梨は机の下で素早くワンピースを引き下ろし、背もたれにかけてあったストールを羽織って首輪を隠すと、「ちょっと忘れ物して、それで……、べ、勉強会。月曜、勉強会があるんですが、その資料の間違いを直しておこうと……」
(よく言うぜ……)
今の今まで姦され、恋人でもない男の種汁を体の中に注がれたばかりなのに、ぬけぬけと言ってのけている。突然の来訪者に萎靡しかけていた牡茎がみるみると回復していった。
「そうなんだ。でも休日出勤が当たり前にならないようにね」
「はい、もうすぐ、帰りますから」
「そうしなよ。俺はこれから入札提案書の審査さ。親の畑仕事手伝ってたら、こんな時間になっちまったよ」
課長補佐が席につく音が聞こえた。確か、座席は悠香梨の席から見て隣の島の対角線だ。やまのくらし会館でもそうだったが、机の下へもぐり込み、人に隠れて間近に女の股間を臨むのは興奮する。
征四郎は机の下で固く閉じた脚に手をかけると、左右へ割りにかかった。

