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隷吏たちのるつぼ
第5章 第四章 口開く陥穽

「だって、まだ中にっ……んあっ!」
そんなことは百も承知で、悠香梨の恋人への対抗心が詰まり、膨らみ切った亀頭を沈めていく。
「おおぉ! なんだよおっ、これはよおっ!」
押し入った肉壺は、信じられない体温となっていた。玩具がつかえて途中までしか埋めることができないが、イボ付きの表面が子宮の壁を擦るや、物凄い強さで首回りを搾ってくる。
「ひあっ! ……っ! んはっ……! イッ……、イ……」
穿たれるや否やビクンッ、ビクンッとM字を攣らせた悠香梨の口を掌で塞いでやり、
「おっ、とぉ、即、イッてるなぁ。……大声出すなよ? いつも悠香梨ちゃんが働いてるとこだぜ、ここ」
と言いつつ、元凶たる玩具を先端で押し、絶頂中の秘室の壁へ小さなツノを突き込んでやる。
庁舎に現れた悠香梨の、向こう気の強そうなルックスは相変わらずだった──そう、あくまでもルックスは。内実はこうして、自分の施した淫虐に悩まされ、椅子の上で脚を広げ、半挿入した瞬間にイッている。金をいくら積んだって、こんなイキっぷりは得られないだろう。口を塞がれてより強調される悠香梨の瞳が淫楽にしばたいているのを見て、激流が尿道を駆け上がってきた。
全く食い止める気はなかった。律動で性愛に浸らせてやる必要はない。早漏だと罵られる謂れもない。
「や、あ……、わっ……な、なか、だ、出さないで、よぉ、もお……」
そりゃ、長く付き合う恋人がいれば出されたくないだろう。だからこそ、出してやるのだ。この俺を嗤いやがったこの場所で。
相談カウンターが視界の隅に入ると、収まりかけていた脈発が勢いを取り戻し、玩具を動かしそうなほどの毒汁を噴射した。牡茎が弾ねるたび、脊髄を喜悦が走り回るような心地だった。
(……っと)
期待以上の射精の高揚が弱まって初めて、廊下を歩く靴音に気づいた。朦朧としていた悠香梨も我に返り、慌てて脚を下ろす。
征四郎が座席の下に隠れると同時に、職員カードを読ませる音がした。
「……おっ、日下さん。今日はどうしたの?」
聞こえてきたのは、あの課長補佐の声だった。
そんなことは百も承知で、悠香梨の恋人への対抗心が詰まり、膨らみ切った亀頭を沈めていく。
「おおぉ! なんだよおっ、これはよおっ!」
押し入った肉壺は、信じられない体温となっていた。玩具がつかえて途中までしか埋めることができないが、イボ付きの表面が子宮の壁を擦るや、物凄い強さで首回りを搾ってくる。
「ひあっ! ……っ! んはっ……! イッ……、イ……」
穿たれるや否やビクンッ、ビクンッとM字を攣らせた悠香梨の口を掌で塞いでやり、
「おっ、とぉ、即、イッてるなぁ。……大声出すなよ? いつも悠香梨ちゃんが働いてるとこだぜ、ここ」
と言いつつ、元凶たる玩具を先端で押し、絶頂中の秘室の壁へ小さなツノを突き込んでやる。
庁舎に現れた悠香梨の、向こう気の強そうなルックスは相変わらずだった──そう、あくまでもルックスは。内実はこうして、自分の施した淫虐に悩まされ、椅子の上で脚を広げ、半挿入した瞬間にイッている。金をいくら積んだって、こんなイキっぷりは得られないだろう。口を塞がれてより強調される悠香梨の瞳が淫楽にしばたいているのを見て、激流が尿道を駆け上がってきた。
全く食い止める気はなかった。律動で性愛に浸らせてやる必要はない。早漏だと罵られる謂れもない。
「や、あ……、わっ……な、なか、だ、出さないで、よぉ、もお……」
そりゃ、長く付き合う恋人がいれば出されたくないだろう。だからこそ、出してやるのだ。この俺を嗤いやがったこの場所で。
相談カウンターが視界の隅に入ると、収まりかけていた脈発が勢いを取り戻し、玩具を動かしそうなほどの毒汁を噴射した。牡茎が弾ねるたび、脊髄を喜悦が走り回るような心地だった。
(……っと)
期待以上の射精の高揚が弱まって初めて、廊下を歩く靴音に気づいた。朦朧としていた悠香梨も我に返り、慌てて脚を下ろす。
征四郎が座席の下に隠れると同時に、職員カードを読ませる音がした。
「……おっ、日下さん。今日はどうしたの?」
聞こえてきたのは、あの課長補佐の声だった。

