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隷吏たちのるつぼ
第5章  第四章 口開く陥穽
 パープルの光沢に遜色無いほど、美脚の付け根が艶やかに濡れ照っている。

 しかしM字だけで満足してやるものか。イヤラしくなった顔を隠そうったってそうはいかない。

 征四郎は昂奮に震える手で、小さな錠前を解いた。鎖を抜き取った金属縁の穴は二重構造で、褌と同じく、T字の下緒を前に巡らせ、横布と縦布に空いた穴を重ねて結んでいただけだった。したがって錠を外すと縦布はペロンと前に落ちる。悠香梨はその構造に気づいていなかったのだろう、慌てて踵を落として脚を閉じると、顔の手を下腹部へ向けた。

「何してんだ。おら、もっかい開くんだよ。自分で足を持て。隠したらわかってるよな?」

 媚丘を隠す両手を捕らえ、自らの膝裏を抱えさせる。

「やあっ……」

 ヘソ下から滑らかに続く肌身を辿っていくと、密度の濃い叢が生い、涓露で萎なる茂みの下に、肌色から更に色味を濃くした悠香梨の中枢を臨むことができた。前に垂れ落ちた縦布の裏地に夥しい肉汁が滴っている。少し引いて見れば、美しい対称を為す長い脚が壮観だ。引き締まった太ももを左右に従えるような畝の綻びには、はみ出た濃紅色の肉ビラが光っている。こちらは非対称だが、とてもグロマンとは呼べない、蠱惑的な姿で、淫香まで放って征四郎を誘っていた。そして、唇を一文字に結んで耐え忍んでいる顔ときたら……。

「じゃ、今日もオマ×コ使わせてもらうぜ」

 こんな表情を目の当たりにしては、発射準備が整った砲身を取り出し、照準を合わせるしかなかった。

「やっ、話がちがうっ」
「隠すなっつったよな? ジッとしてろ。オモチャ取ってやる前に、一発ヤラせろ」

 スイートルームでは食感を味わう間もなくヤリまくってしまったから、今日は媚肉を舐り回したいと思っていた。だが媚薬入りの玩具を仕込み、一晩寝かせた肉の具合がどうなっているか、最も精度の高い感知針ともいえる肉棒で、今すぐ計りたかった。

 だいたい、こんな高飛車な体へ口での愛撫を施してやるなど、こちらがご奉仕させられているみたいではないか。あの彼氏にもやらせているだろうに。
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