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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第27章 飛べない鳥・・・

私の・・・罪
それを償うのは私
ついに始まった夫の
私への制裁は
その気分次第で
いつでも・・・いくらでも行われる
許されることなどない
夫が休みの前日
或いは、休みの当日は
常に、この上ない恐怖が
私の全てを支配していた
『まりあ・・・こっち来いよ』
『・・・』
〃始まった・・・〃
私は・・・呼ばれるまま
カズキの待つ書斎に向かった
ガチャ…
暴力を振るわれるのは…殴られるのは
やっぱり辛い
痛くて…苦しくて
恐くて
そして…それを上回る
奇妙な行為の数々は
果てしなく私の手足を震えさせた
逃げられない・・・避けられない
私は、その制裁が
少しでも軽く済むよう
早く終わるよう…必死に耐えた
夫の怒りに…少しでも触れないよう
言うことには…逆らわないこと
それが…今の私に出来る
唯一の抵抗だったと思う
『呼んだ…?』
『暑くないか?…』
『・・・』
私は黙って、カズキのいる机に手を伸ばし
エアコンのリモコンを握り
温度を下げた
自分で…下げればいいじゃない
・・・なんて
痴話喧嘩の元のような
可愛い話でないことは…わかっている
『暑いだろ?…一緒に涼めよ』
『・・・』
汚らわしい女とは同じ空間に居たくない
そう罵声を浴びせては
当て付けのように
寝室に入ることは、掃除でさえも許さないのに
『私は・・・平気
冷たい飲み物…持ってこようか?』
『いや・・・いらない』
『じゃあ・・・私』
ドン・・・
バタン・・・
『っ・・・』
部屋を出ようとすると
後ろからドアを閉められた
この所…こんなことばかり
夫の言うところの
私が、犯した罪を自覚する為の制裁…
狭いこの部屋に閉じ込めては
変な事をしたり…
私を怯えさせて…ニヤニヤと笑っている夫
殴りはしない…素振りや脅しだけ
もちろん抱きもしない
脅しや屈辱行為を繰り返して
私が泣くまでそれをやめない
この日も…そう
それを償うのは私
ついに始まった夫の
私への制裁は
その気分次第で
いつでも・・・いくらでも行われる
許されることなどない
夫が休みの前日
或いは、休みの当日は
常に、この上ない恐怖が
私の全てを支配していた
『まりあ・・・こっち来いよ』
『・・・』
〃始まった・・・〃
私は・・・呼ばれるまま
カズキの待つ書斎に向かった
ガチャ…
暴力を振るわれるのは…殴られるのは
やっぱり辛い
痛くて…苦しくて
恐くて
そして…それを上回る
奇妙な行為の数々は
果てしなく私の手足を震えさせた
逃げられない・・・避けられない
私は、その制裁が
少しでも軽く済むよう
早く終わるよう…必死に耐えた
夫の怒りに…少しでも触れないよう
言うことには…逆らわないこと
それが…今の私に出来る
唯一の抵抗だったと思う
『呼んだ…?』
『暑くないか?…』
『・・・』
私は黙って、カズキのいる机に手を伸ばし
エアコンのリモコンを握り
温度を下げた
自分で…下げればいいじゃない
・・・なんて
痴話喧嘩の元のような
可愛い話でないことは…わかっている
『暑いだろ?…一緒に涼めよ』
『・・・』
汚らわしい女とは同じ空間に居たくない
そう罵声を浴びせては
当て付けのように
寝室に入ることは、掃除でさえも許さないのに
『私は・・・平気
冷たい飲み物…持ってこようか?』
『いや・・・いらない』
『じゃあ・・・私』
ドン・・・
バタン・・・
『っ・・・』
部屋を出ようとすると
後ろからドアを閉められた
この所…こんなことばかり
夫の言うところの
私が、犯した罪を自覚する為の制裁…
狭いこの部屋に閉じ込めては
変な事をしたり…
私を怯えさせて…ニヤニヤと笑っている夫
殴りはしない…素振りや脅しだけ
もちろん抱きもしない
脅しや屈辱行為を繰り返して
私が泣くまでそれをやめない
この日も…そう

