この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第26章 運命は・・・先着順?
「チッ……急げ!」

「早く乗せて車出せ!」

「この女っ…~静かに…っ」


焦りはじめた連中の
その手が更に荒々しくなる




『誰かっ…助けてっ…!誰っ…う~~っ!!』




荒く強行手段に出る連中が
デカイ手をマリアの小さい顔に振り下ろし
叫び続けるその高い声を遮った




『う~~っ…!!ん~~…っ!!うー!』



「早く、連れていけっ」



口を塞がれたマリアが
更にバタバタともがいて抵抗した


「暴れるなっ…この…っ」








『やめろっ…~…マリアに触んな!』










『うー!…んん…う~~っ!!』





「おいっ…ヤバイんじゃねぇか?!
女の方はそんなに手荒にしたら」




「フン…構うか、直々に
〃生きたまま〃ならイイって
言われてるんだからな・・・フフッ」







ゾクっ・・・




耳に入る言葉に身震いした


なんでもいい…「生け捕り」にしろ?って?


おいおい…どんなキチガイの言葉だそれ?








『…いい加減にしやがれよっ、てめぇらっ!』






俺は渾身の力を振り絞って
連中に掴みかかった













『お前らに…そいつの自由を…っ

奪う権利なんかねぇ・・・っ』












シーン…





一瞬の沈黙が流れた





















『お前にも・・・ないんじゃないのか?』













『・・・っ?!』










一瞬で…背筋・・・全身の凍るような声



嫌でもそう認識する声が


俺の背中に突き刺さった















『コソドロが・・・

お前にも・・・人の妻を

コソコソと連れ回して良い権利なんか…

お前にこそ・・・ないんじゃないのか?』












後から突っ込んで来た車の後部座席の窓から



その姿を現す・・・首謀者



この連中の・・・雇い主



依頼人
/1222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ