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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第22章 盗人の意見・・・
マリアは歯を喰いしばって
耳を塞ぐ意識をして目を閉じた


『んっ…んっ…ぅっ…ん…うっ』



遮られた視界にズンズンズンズンと
下腹部が押し上げられて声が漏れ
言い様のない痛みと苦痛をもたらす





極めつけは…





『ほら、腰振れよ…求めてたんだろ?
〃いつも〃・・・』




『~~っ…いや…っ…んっ、ぅ』




カズキは執拗にマリアの耳元で囁く





『満たされなくて
外に男、作ったんだよなぁ?』





『いや……いや……っ、やめて』







『時代が違ったら処刑だぞ
お前も・・・アイツもな』




『~~っ…ぅっ…ぅっ…、ァ…っん』





『あ~あ…滴るほど股ぬらして

卑猥な声出して…フフフっ

他には?どんなのが良いんだ?』






〃狂ってる・・・〃




『やめて…もうやめて、お願い…ぃ』






『やめない…夫としての責務だな

まりあの〃ココ〃が治るまで

お前が本当に改心するまで

ずっとこうしてやるからな・・・』





そう囁くとカズキは
もう一度マリアの左胸を
痛いほどに強く掴んだ





〃ずっと・・・〃





身震いするマリアの視界が眩しくなる




『・・・っ、ひ…っ』




目隠しを外されて
獣のような顔をしたカズキと
対面する





びくんっ・・・






〃この男か…私か…どちらかが死ぬまで

この男はずっと…私を許さず

この先も永遠に苦しめる

私だけならまだしも……あの人をも〃






『いやっ……いやぁぁぁああぁっ……っ』








マリアは発狂したように叫んだ





ジタバタ・・・っ





『っ、…くっ…~大声を出すな』




グリっ…


カズキはポケットからハンカチを出して
マリアの口…喉の辺りまで詰め込んだ




『ん、ぐ…っ…ん、んん~~っ!』



マリアの目からは
止めどなく涙が流れ落ちる


無意識に暴れたマリアの脚を押さえて
カズキは更に腰を打ち付けた




『っ・・・~っ、出すぞ…っ』


『んん"~~~~~~っ!!!』




マリアは縛られた手で
スタンドライトや枕を投げつけ
カズキを突き飛ばして
ベットから転げ落ちた




『~~っ、ケホッ』



口からハンカチを抜いて走る
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