この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第22章 盗人の意見・・・

『っケホッ…ケホッ…ハァっ…ハァっ』
マリアは這うように寝室を出て
リビングに走った
所詮は家の中…
中断させられ腹を立てたであろうカズキは
それでも余裕ありきで、ゆっくりと
それでいて確実に
マリアの後をじわじわと
追って来た
ガチャ・・・
ピ・ポ・パ…
『~~っ』
リビングに走ったマリアは
自宅電話の受話器をとって
慌ててダイヤルを押した
自由に動かせない両手で
受話器を耳に当てる
*「事件ですか?事故ですか?」*
迅速に聞いてくるのは
通報先のオペレーター
『たすけ・・・て』
*「もしもし?…どうしましたか?!」*
『ころされる・・・っ』
殺された方が楽…
死んだ方がマシ…
マリア自身、これまでにも
カズキとの夫婦生活で
そんなことを思うことは
幾度となくあった
しかしこれは…本能と言うものだ
マリアは自ら一度も
助けを求めた事のない警察に
通報していた
『!?・・・ッチ』
受話器を持つマリアを見たカズキが
急に速足で駆け寄り
瞬時にマリアから受話器を取り上げた
*「もしもし?!…落ち着いて下さい!
お名前を・・・」*
ガチャン・・・っ
カズキは即座に電話を切り
ブチブチと力任せに
電話の配線を引きちぎった
ガタゴトっ…ガシャン
カズキがそのまま電話機を
床にひっくり返す
『・・・』
『ぁ…ぁ・・・』
小鹿のように脚が震えているマリアに
容赦なくにじり寄り
マリアを縛っているベルトを掴んだ
バチン…っ
力加減もしない手が
マリアの頬を殴打した
パァン…っ…バシっ…バシっ
ガツっ・・・ドカっ
『っ・・・ゲホっ…ぅっ…』
カズキはマリアの両手…
ベルトをつかみ上げたまま
立てなくなるまで
マリアを殴り、お腹を蹴り暴行した
『立て……』
『・・・』
床に倒れるマリアを
立たせて
食卓テーブルに
両手を着かせた
『ほら…もっとケツ出せ』
『・・・』
マリアは這うように寝室を出て
リビングに走った
所詮は家の中…
中断させられ腹を立てたであろうカズキは
それでも余裕ありきで、ゆっくりと
それでいて確実に
マリアの後をじわじわと
追って来た
ガチャ・・・
ピ・ポ・パ…
『~~っ』
リビングに走ったマリアは
自宅電話の受話器をとって
慌ててダイヤルを押した
自由に動かせない両手で
受話器を耳に当てる
*「事件ですか?事故ですか?」*
迅速に聞いてくるのは
通報先のオペレーター
『たすけ・・・て』
*「もしもし?…どうしましたか?!」*
『ころされる・・・っ』
殺された方が楽…
死んだ方がマシ…
マリア自身、これまでにも
カズキとの夫婦生活で
そんなことを思うことは
幾度となくあった
しかしこれは…本能と言うものだ
マリアは自ら一度も
助けを求めた事のない警察に
通報していた
『!?・・・ッチ』
受話器を持つマリアを見たカズキが
急に速足で駆け寄り
瞬時にマリアから受話器を取り上げた
*「もしもし?!…落ち着いて下さい!
お名前を・・・」*
ガチャン・・・っ
カズキは即座に電話を切り
ブチブチと力任せに
電話の配線を引きちぎった
ガタゴトっ…ガシャン
カズキがそのまま電話機を
床にひっくり返す
『・・・』
『ぁ…ぁ・・・』
小鹿のように脚が震えているマリアに
容赦なくにじり寄り
マリアを縛っているベルトを掴んだ
バチン…っ
力加減もしない手が
マリアの頬を殴打した
パァン…っ…バシっ…バシっ
ガツっ・・・ドカっ
『っ・・・ゲホっ…ぅっ…』
カズキはマリアの両手…
ベルトをつかみ上げたまま
立てなくなるまで
マリアを殴り、お腹を蹴り暴行した
『立て……』
『・・・』
床に倒れるマリアを
立たせて
食卓テーブルに
両手を着かせた
『ほら…もっとケツ出せ』
『・・・』

