この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第22章 盗人の意見・・・
『ここにはいないらしいな…
どこかで匿ってるなら居場所を吐け?』




それでもペーパー夫は… … …

ヤツは俺への追及を続けた




コイツの立場にしたら
俺から疑いの目を反らせないのは
当然と言えば当然かもしれないが…







『俺は本当に知りません

何度聞かれても、答えようがありません』






『・・・アイツの親しい人間の連絡先は』






『連絡先どころか…彼女の
交遊関係だって、俺は知りません』






頭イイ奴ってさ…
変なとこすっげぇバカだったりしねぇ?


開き直りじゃねぇけどさ


俺とマリアが、関係を公にして
付き合ってた訳ないだろうが…


それよりもさ・・・あんた







『・・・』




ジッ・・・




っと見るんじゃねぇよ

この蛇ヤローがよ




それよりも…俺は






『最後の警告だ…知ってる事を吐け

お前の事は咎めない』






・・・。




不問にする…咎めない…目を瞑る




よく言うぜ








『俺は…知りません』









『・・・』





ジロ…リ









もし・・・知っていたら


吐いちまったかもしんねぇな?




ってくらいの

とてつもない圧迫感




言葉なくとも

〃言わないと殺すぞ〃

とでも言われてるような目付き








『・・・そうか、ジャマしたな』









呼吸再開……と言うように

場の空気がやっと解ける




ヤツはパッと視線を外し
背を向けて去ろうとしていた




ほっとした?




それはそうかもな




だけど…俺は







『・・・待てよ』






『・・・』







『ちょっと…待てって』








『・・・?』





シカトこいて去ろうとする
その肩を掴んで俺は…









『何したんだよ・・・?』







『…っチ、離せ…お前に用はない』









気付くと俺はその肩を振り向かせ
ヤツの胸ぐらを掴んでいた








マリア・・・一体










『あいつに何したんだよっ・・・!!?』
/1222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ