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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第22章 盗人の意見・・・
ドアを開けて・・・一瞬で

そのまんま、言葉の通り



俺の頭のてっぺんから爪先まで
全身が硬直した






『よぉ・・・』







『・・・・・・』








スーツじゃないから一瞬
わからなかった




一瞬だけどな




もっと言えば
思いもよらぬ
まさかの訪問者だからか




〃・・・なんで?〃






ドク・・・っ




全身が一気に緊張して
心臓がバクバクと高鳴り出す








『すまないな、〃お休み〃の所』







ドクン…ドクン…ドクン…





無精髭に寝間着も同然の俺の姿をみて
どこか嫌みたらしく言うのは







『あ・・・の…』









俺の家の前に仁王立ちしてたのは


マリアの旦那…


あの男だった














俺は…ほぼ無意識に

謝意を含んで頭を下げる






『あの・・・なにか』





俺はやっとな感じで声を出した




そりゃ…そうだろ?






俺の身元は知ってるから
家を知られてるのは当然として





なんで…?







それでいて
ヤツは何も言って来なかった



蛇みてぇな目付きで
何か試すように

ジッと
俺を見ている




テメェ・・・

そういう所がブキミなんだよ


俺、同性の中で
トップクラスに嫌いだぜコイツ





・・・なんて


悪態つく余裕なんかねぇけど










『・・・どこだ?』







ヤツの低い声が
俺の耳を震わせた








『は?・・・』











『まりあは、どこだ?』











そりゃ・・・





どういう意味だよ?
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