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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第29章 果たされぬ・・・約束

『エリカには…関係ないよ、確かに
エリカはバカだから話しても
わからないかもしれないし
ユウトからみたら…子どもだから
何も答えてくれないのかもしれない
けど・・・なんかエリカ
イヤだったんだ』
『・・・?』
『たまに…寂しそうな顔したり
悲しい…暗い顔してるユウトが
なんかエリカは…悲しかったんだ』
『・・・』
俺・・・そんな顔
してたのかな・・・
『だから・・・なんか気になって
ユウトが引き出し開けたらダメって
言った事も…思い出して、気になって
もちろん、しちゃいけないってわかってた
ユウトの言うことは守らなきゃって
バレなきゃいいなんて思ったエリカは
もっとサイテーだよ
でも…エリカ
なんか…知りたかった
ユウトと・・・話したかったんだ』
『・・・』
〃話したかった…って
そういう事だったのかよ・・・〃
エリカは…その胸中を
包み隠さずに話してくれた
『ユウトに内緒で…この手紙見つけて
ぁ・・・バレちゃったけどね
見つけて…後悔して
読んで・・・もっと後悔した』
『?・・・』
『せんさく?…しちゃいけないって
ユウトの言った意味が、やっと
わかった気がしたから』
『・・・』
『ユウトの・・・大事なもの
勝手に見たりして・・・ごめんなさい』
エリカは…泣きそうになりながら
何度も謝ってきた
『真っ直ぐな・・・ヤツだった』
『ぇ・・・』
『歳のわりに…ガキみたいに
バカ正直で・・・真っ直ぐで
人を疑う事も…ズルイ事も…知らない』
『・・・ユウト?』
『そんな・・・女性(ひと)だった』
何を思ったのかな・・・俺は
ベットから体を起こして
エリカの手から…手紙を取って
差出人の・・・その名前を見つめた
エリカはバカだから話しても
わからないかもしれないし
ユウトからみたら…子どもだから
何も答えてくれないのかもしれない
けど・・・なんかエリカ
イヤだったんだ』
『・・・?』
『たまに…寂しそうな顔したり
悲しい…暗い顔してるユウトが
なんかエリカは…悲しかったんだ』
『・・・』
俺・・・そんな顔
してたのかな・・・
『だから・・・なんか気になって
ユウトが引き出し開けたらダメって
言った事も…思い出して、気になって
もちろん、しちゃいけないってわかってた
ユウトの言うことは守らなきゃって
バレなきゃいいなんて思ったエリカは
もっとサイテーだよ
でも…エリカ
なんか…知りたかった
ユウトと・・・話したかったんだ』
『・・・』
〃話したかった…って
そういう事だったのかよ・・・〃
エリカは…その胸中を
包み隠さずに話してくれた
『ユウトに内緒で…この手紙見つけて
ぁ・・・バレちゃったけどね
見つけて…後悔して
読んで・・・もっと後悔した』
『?・・・』
『せんさく?…しちゃいけないって
ユウトの言った意味が、やっと
わかった気がしたから』
『・・・』
『ユウトの・・・大事なもの
勝手に見たりして・・・ごめんなさい』
エリカは…泣きそうになりながら
何度も謝ってきた
『真っ直ぐな・・・ヤツだった』
『ぇ・・・』
『歳のわりに…ガキみたいに
バカ正直で・・・真っ直ぐで
人を疑う事も…ズルイ事も…知らない』
『・・・ユウト?』
『そんな・・・女性(ひと)だった』
何を思ったのかな・・・俺は
ベットから体を起こして
エリカの手から…手紙を取って
差出人の・・・その名前を見つめた

