この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第29章 果たされぬ・・・約束
『ただいま』



『おかえりなさぁ~い』




翌日、仕事から帰ると
エリカの声が明るかったから

俺は…ぶっちゃけ
一安心した



ご飯を炊く匂いと…それから?



『???』




気のせい・・・ではない






どことなく…綺麗に片付けられた俺の部屋






『ユウト、おかえりなさい♪』





ニコニコして

ちょっと…得意気なエリカ




・・・わかりやす(笑)






『掃除してくれたのか?サンキュ♪』






『えへへ…』






『エリカ偉いじゃん

ほれ・・・おみやげだ』







『エリカに???』




エリカはキョトンとしながら
俺の渡したケーキの箱を受け取って
微笑んだ




エリカの表情を見て安心する俺…



わかりやすいのは俺の方か?(笑)






エリカは夕飯も残さずに食べた

今日は…安心して寝れそうだぜ







トコトコトコ・・・





『ユウト・・・あの』





ベットに入る俺のそばに

エリカがやってきた





『あのね・・・お願いが…あるの』






『・・・?』






わかりやす・・・(笑)



と、思いながらも



なんか…それらしく戻ったエリカに

安堵して聞いてみる





『うん?…どうした』















『お金・・・貸してほしいの』






(笑)



ま…いっか


とか内心思ってたんだけどさ俺







『断る(笑)…調子にのるな』







『ぁ……ぅ・・・』










『と、言いたいとこだが…

理由を聞いてからでも良いかな

どうしたんだ?何か…要るのか?』









『エリカ・・・ね』









『うん・・・』















『エリカ…実家(うち)に・・・帰る』









『・・・』




ついに…本人の意思で

エリカの口から、その言葉を聞けた





良かった…!



そう…喜ぶ所なのに

俺が・・・両手ばなしに喜べないのは

もちろん・・・
/1222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ