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第50章 真、彩香を守るために

秘書達の後ろに社長と専務が立って、

一緒に見ていた。

「君達、これは確かに喧嘩では無さそうだな？

高梨君に、何か言ってるようだな？」

高梨が映ってる映像も見せて。

だんだん顔を下に向けて、

俯いて、拳を握りしめている姿が映っていた。

社長「高梨君は、何か嫌がっているようだね？」

専務「君達が、

『喧嘩なんかしてません』って

言っていたのは本当だったみたいだ。

でもしかし、運転手が言うように、

『般若のような怖い顔で

何かを言い合っていた。』って

言うのは確かなようだね？

君達の綺麗な顔が、

だんだん歪んでいたって、

怖い顔で高梨を睨み付けてる。

これはどういうことかな？」

社長「何か言うことはあるかな？」

三人は、俯き、何も言えなかった。

専務「君達は、高梨に何か恨みでもあるのかな？」