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第50章 真、彩香を守るために

それから４０分ほどして

秘書が警備員を連れて来た。

トントン「失礼します。

警備員さんが来られました。」

警備員「お待たせしました。」

社長「ご苦労様。早速見せてもらおうか。」

秘書にも手伝うように伝えた。

専務、秘書、警備員と並んでBSメモリーを

ノートパソコンに差し込んだ。

同時に、監視カメラの映像を映し出した。

警備員「三つのカメラの映像です。

同じ時間から始まっています。」

初めは、三人の受付嬢達だけが映っていた。

そのカメラに、暫くして、

高梨がやって来たのが映っていた。

丁度カメラを背にして、

高梨が映り、その前に受付嬢達が

映っている分かりやすい映像だった。

もう一台は高梨の正面から映し出されていた。

玄関の扉をとらえている映像だ。

エレベーターホールの方を向いて立っていた。