この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第5章 緑に睡る
クリスマスツリーはもうひとつあった。
十市の小屋に飾るクリスマスツリーだ。
十市が切り出しておいてくれた小振りな樅木を小屋の暖炉の側に飾るのだ。
オーナメントは紳一郎がこっそりと屋敷のツリーから幾つかくすねて来たものと、十市が真赤なノイバラの実や松ぼっくり、ローズマリーのリーフなどを集め手作りで作った見事なリースやオーナメントを飾るのだ。

それらを夜に二人で飾り付ける。
蝋燭に火を付けると、屋敷のツリーよりずっと洒落て温かみのある素敵なものに仕上がった。

「…早くクリスマスが来ないかな…」
うっとりと呟く紳一郎を、十市は黙って微笑んで見つめてくれた。



/954ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ