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遠い日の約束。
第13章 混在する記憶

そのあと静かになる。
お互いに見つめあいキスをして始めてひとつに繋がる瞬間を待つ。
ずっと願っていたこと。
だけど二度と手にすることはできないと飽きらめていたこと。
それが今手に入り、美弥は…私は葉月のモノになる…
『愛してる…美弥…いつまでも…死ぬまで一緒にいよう』
『私もあいしてるわ…ありがとう…抱いてくれてありがとう』
漸く手にした幸せ
『アッ…アアアアッ…はっ…はづき…』
美弥の幸せそうな声を聞きながら私はその場をそっと離れた。
この幸せがずっと続けばいいと願わずにはいられない。
だけど…
それは叶わない…
そう…幸せの後は必ず不幸がやってくる…
今も昔も変らない…
私はどんな時代に生きても幸せになれない…
私が美弥の記憶をめぐっている理由…
いや…めぐっているのではない。
私は思い出している。
私の過去の…
記憶を…
お互いに見つめあいキスをして始めてひとつに繋がる瞬間を待つ。
ずっと願っていたこと。
だけど二度と手にすることはできないと飽きらめていたこと。
それが今手に入り、美弥は…私は葉月のモノになる…
『愛してる…美弥…いつまでも…死ぬまで一緒にいよう』
『私もあいしてるわ…ありがとう…抱いてくれてありがとう』
漸く手にした幸せ
『アッ…アアアアッ…はっ…はづき…』
美弥の幸せそうな声を聞きながら私はその場をそっと離れた。
この幸せがずっと続けばいいと願わずにはいられない。
だけど…
それは叶わない…
そう…幸せの後は必ず不幸がやってくる…
今も昔も変らない…
私はどんな時代に生きても幸せになれない…
私が美弥の記憶をめぐっている理由…
いや…めぐっているのではない。
私は思い出している。
私の過去の…
記憶を…

