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第31章 吉田 理恵
「…今からホテルに移動するのはちょっとキツイんだけど…イヤ?」

圭吾くんが悪戯っぽく笑って、私の手を自分のデニムに誘う。
硬い感触はデニム越しでも判る…けど…

「……」

圭吾くんは駄目押しのように私の耳にフゥッと息を吐きかけた。

「ンッ…」

そのまま首筋に唇を押し付けて、ちゅくちゅくと吸われる。

「あ…ぁ…」

片手は胸、もう片手でガウチョパンツの上からスルスルと敏感なところを撫でられると、我慢出来なくなって息が早くなる。圭吾くんはそんな私に片眉を吊り上げて唇をペロッと舐めた。

「……理恵ちゃんも、もう我慢できないでしょ?フクが寝てる間に1回だけシよ?」

妖艶なウィンクに、ドクンと胸が高鳴る。
胸にとどまったままの片手で乳首をキュッと摘まれる。

「…もぅ…ぁンッ!」

私の声を肯定とみなした圭吾くんが、私を抱き上げて立ち上がり、ベッドに下ろした。
そのまま服を脱がされて。
圭吾くんも裸になる。
愛撫に蕩けた私の身体に、慣れ親しんだ圭吾くんがグッと押し入ってくる。
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