この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛ー羞恥公開調教
第26章 逃走と援護
「とにかく、本当に美波は目覚めないんだな?」
「ええ‥
身体的疲労もあれば、無意識下でも行動は出来ません」
「だとしたら、後は大使館まで一直線だ‥
宮野、落ち着いたら座席に座れ」
「分かってる」
美波の心配が無くなったのなら、ただ目的地に向かって突き進むのみ。
モタモタと移動をしていたら、俺だって寝不足だ、運転がし難くなる。
「向こうに着いたら、もう少し情報が欲しいですね」
「ああ‥‥
朝テレビで見た程度だからな、どうにかなるんだろ仁科?」
「多分ルークが先回りをして、支部に戻っているとは思います‥
戻っているのなら情報収集は易い、ルークの得意範囲ですから」
それも含めて、イタリア大使館という訳か。
とはいえ今一番安全な場所なのも確か、問題はその後をどうするかだが。
「人通り情報収集して判断しないと、先が見えませんので‥」
「それもそうだな」
仁科も俺と同じ考え。
知る事を知ってから次の作戦行動を考える、早い話が軍隊方式。
そう防衛大で習ったのが、まだ身に付いて残っていたようだ。
車は漸く東京都内へ。
後はナビの指示通りに走り、近くなったら仁科が案内してくれるだろう。
都内に入る頃には宮野も座席に座り、未だ気を失っている美波の膝枕になっている。
こっちも漸く気持ちの整理が付いた、そう思う・・・・・

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


