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契約的束縛ー羞恥公開調教
第26章 逃走と援護



・・漸く東京・・


私がドイツから日本に、初めて来た場所。
あれからどれだけの年月が経ったのだろうか?


日本に慣れる為に暫くは東京、大使館の日本支部に居た。
この辺りから、外の世界に本格的に興味を持ち始め・・



(・・今更ですね‥
そしてもう、昔に戻る気も無いんですし・・)


それとは別に主催を失った今、これまで通りとはいかない。
そして私達の事が、何処までリークされたのか?


それを調べない限り、次の行動が取れない。
本当に日本の警察は面倒くさい、それだけ優秀という意味なのだが・・



「この近くですね」


「そうみたいだな、細かい道案内を頼めるか?」


「ええ‥‥
ナビの行き着いた先から直進です」


「分かった」


この辺りはよく歩いた。
日本の文化が気になり東京中をフラフラし、その度にルークに追い掛けられていたのは、もうかなり懐かしい話。



「・・・あの正面の建物です」


「でけぇー!」


「本当に大使館だな」


「正面ゲートで止めて下さい‥
それと、本郷さん肩を‥‥貸して貰えますか?」


「ああ‥‥」


本当の事を言えば、こうして座っているのも辛い程。
美波に血を与えたのと、先ほどの共鳴の衝撃が、決定打になってしまったよう。


車を正面ゲート前に止めて、本郷さんの肩を借り。
夜中なので閉まっているゲート横の、監視カメラ付きのインターフォンを鳴らした。



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